これまでにない柔軟性!シリコンライクな「エラスティックレジン」が登場

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e.watanabe

    「エラスティックレジン」は、伸びがあり、曲げや圧力に耐え、何度も繰り返し力をかけても、割れや裂けの起こりにくいシリコンライクのレジンです。 光造形機「Form 2」や、2019年4月に米国にて発表になった、Form 2の後継機「Form 3」で使用できます。

    「エラスティックレジン」の柔軟性はショア硬度50A

    エラスティックレジンの柔らかさ

    「エラスティックレジン」は、光造形「Form 2」で使用できるエンジニアリングレジンの中でも1番の柔軟性を誇ります。ショア硬度50Aの柔軟性を持ち、半透明でシリコンのような質感です。

    「エラスティックレジン」と「フレキシブルレジン」の比較

    従来からのレジンの中で、柔軟性のある「フレキシブルレジン」は、少し固めのゴムライク樹脂ですが、「エラスティックレジン」は、それよりもさらに柔らかいシリコンライク樹脂です。

    エラスティックレジンの柔らかさ比較
    エラスティックレジン(左)の方がフレキシブルレジン(右)より戻りが早く、柔軟性が高いことが分かる
    Elastic v1 Flexible v2
    ショア硬度 50A 80A
    破断伸び(%) 160 80
    引張強度 (MPa) 3.23 8.5
    引裂強度(kN / m) 19.1 14.1
    カラー クリア ダークグレー

    材料の特性は、部品の形状、印刷方向、印刷設定、および温度によって異なります。

    「エラスティックレジン」にはResin Tank LTが必須です

    エラスティックレジンカートリッジ – Elastic Resin

    「エラスティックレジン」を使用するには「Resin Tank LT」が必須です。オレンジ色のResin Tankは互換性がありませんのでご注意ください。

    「エラスティックレジン」仕上げ時間と造形ポイント

    Form Wash, Form Cureを使った仕上げ方法

    Form Washならエラスティックレジンの洗浄も簡単に行えます

    造形後の洗浄は、Form Washで、プラットフォームから外さずそのままの状態で10分間洗浄し、次にパーツをプラットフォームから取り外し、純度の高いIPA(汚れていないIPA)でさらに10分間洗浄してください。

    純度の低いIPAで洗浄するとべたつく場合がございます。

    その後二時硬化を行います。Form Cureで60℃で20分間で完了です。

    Form Cureはエラスティックレジンの二次硬化にももちろん使えます。
    Form Wash(洗浄)10分間 x 2
    Form Cure (二次硬化)60℃で20分間

    20mm以上のサポートは避けましょう

    孤立したサポートの長さが20mmを超えるものは、印刷が失敗することがあります。長いサポートは避け、サポートの密度を上げたり、モデルに手動でサポートを追加することをおすすめいたします。

    グリップなどのフィット感のプロトタイピングに

    「エラスティックレジン」の持つ柔軟性はゴムなどのウレタンエラストマーや軟質シリコンのような部品などの造形に最適です。

    これまでシリコンの試作には金型が使用されてきましたが、エラスティックレジンをつかえば1個から手軽に造形することができます。

    製品のグリップや、フィット感など柔軟性が必要とされる部品など、さまざまな用途の試作やプロトタイピングにおすすめいたします。

    「エラスティックレジン」のお問い合わせはこちらから

    光造形機「Form 2」「Form 3」の消耗品は弊社にて取り扱っています。レジンやタンクなど消耗品のお問合せはこちらからどうそ。

    エラスティックレジンカートリッジ 1L : ¥31,800(税別・送料別)

    Form2 レジンタンクLT : ¥17,000(税別・送料別)

    Form3 レジンタンクV2.1: ¥24,000(税別・送料別)

    ※2023年1月現在

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