3Dプリンターで造形する時に、CADデータをSTLと呼ばれる3Dデータ形式に変換し、スライサーソフトで読み込み造形します。よりきれいに造形するためには、データの保存や作成方法が重要になります。今回は、上手なデータの保存方法をご紹介いたします。

STLデータとは

STLデータは、三次元形状を表現するデータを保存するためのファイルフォーマットのひとつで、多くの3Dプリンターで、最も使用されている形式です。 下の図のように、物体の表面を三角形の集合体で形成しています。

解像度が重要! 3DCADデータをSTLファイルに変換する

CADデータを3Dプリンターで造形するためには、STLデータに変換する必要があります。変換時にはデータの解像度がとても重要になります。ほとんどの3DCADには、STLデータに変換する機能と、変換時に解像度を調整する機能があります。各ソフトによって設定方法が異なるので、確認してみてください。

ここでは、STLデータに変換する手順を「SOLIDWORKS」を例にご説明します。

  1. データが完成したら、名前を付けて保存をクリックすると、指定保存の画面が表示されます。

2.次にファイルの種類のプルダウンメニューから、「STL」を選択します。
3.「STL」 を選択すると「オプション」ボタンが表示されますのでクリックし、オプション画面を表示します。

5.解像度の偏差と角度を調整します。この数値が小さいほどきれいに造形する事ができます。あまり小さくしすぎるとデータ容量が大きくなってしまうため、3Dプリンター専用ソフトにデータをインポートできなくなる場合がありますのでご注意ください。

こんなに変わる!解像度の偏差と角度調整

偏差と角度を変更し、FDM方式の3Dプリンター「L-DEVO」にて造形してみました。①左はカクカクとした粗いデータで保存してみました。②右はきれいな球になるように細かいデータで保存しました。

オプション画面 ①左: 粗いデータ ②右:細かいデータ
保存結果 ①左: 粗いデータ ②右:細かいデータ

3DCAD「 SOLIDWORKS 」の画面で表示させてもはっきりと形状の粗さがわかります。

造形結果 ① 左:粗いデータで造形した球  ②右:細かいデータで造形した球

3Dプリンターで造形すると一目瞭然ですね。保存のオプション機能だけで造形結果がかなり変わります。

さて次回は、3Dプリンタできれいに造形するためのCADデータの作成ポイントをご紹介したいと思います。

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