タフ1500

Form2・Form3に高弾力性材料「タフ1500」が登場!

公開日
e.watanabe

光造形機「Form2・Form3」の材料にタフ1500が登場しました。タフ1500は高弾力性材料で堅くしなやか、荷重に合わせて曲がった後すぐに元に戻ります。タフに新たな材料の登場です。

タフ1500の特徴

3Dデータ元: i.Design Studio

タフ1500はポリプロピレン(PP)プラスチックを模倣したレジンです。 メガネをかける時に柄をもって開く動作も、折れたり変形したりすることがありません。 非常に高い弾力性能があり、バネ、スナップフィット、プレスフィット、ヒンジなどたわみと衝撃吸収を必要とした 堅くて柔軟な部品のなどのプロトタイプ製造に適しています。

おすすめの用途:

  • プロトタイピング
  • ファンクショナルアセンブリ
  • スナップフィット
  • ヒンジ
  • 治具と固定

「デュラブル」 「タフ1500」 「タフ」 の比較

「タフ1500」の特性は、従来からのレジン、デュラブルとタフの中間のレジンです。弾力性がありながら強度もある「タフ1500」は、新たなタフファミリーとして期待されています。

材料の特性

下記の表は、Formlabs社ホームページより、 Formlabsが開発した樹脂をいくつかの材料特性で比較した結果が表示されています。

デュラブル V2、二次硬化後 (60 °C) タフ 1500 Resin、二次硬化後 (70 °C) タフ V5、二次硬化後 (60 °C)
極限引張強度 (MPa) 31.8 33 55.7
引張係数(GPa) 1.26 1.50 2.70
破断伸び (%) 49.0 51.0 24. 0
曲げ係数(GPa) 0.82 1.40 1.60
アイゾッド衝撃強さ(J/m) 109 67 38
1.8 MPaでの熱たわみ温度(HDT) 45 45.9
0.45 MPa (°C) での熱たわみ温度(HDT) 43.3 52.0 48.5
左からデュラブル・タフ1500・タフ

タフ1500レジンは、デュラブルほど伸びはありませんが、タフより割れにくく、繰り返しの曲げや復元力が高いのがわかります。

類似の プラスチック

タフ1500 コンタクトレンズケース

類似の材料を指定して造形する場合は、下記を選ぶと良いでしょう。

高密度ポリエチレン(HDPE)ライクデュラブル
ポリプロピレン(PP)ライクタフ1500 ・ デュラブル  
ABSライク タフ

おすすめ使用用途

この3つの材料の使用用途としては、組立品、スナップ式の部品や蝶番として機能するプロトタイプの製作に向いています。その中でも、高い伸び率、変形率または耐衝撃性を求めらるものは「デュラブル」。 弾力性や繰り返したわむ必要のあるものは「タフ1500」、 耐久性があり曲がりにくく丈夫で、強度と剛性が求められるものは「タフ」を選ぶと良いでしょう。

造形サンプル「バネ」を指で押すと、デュラブルが一番柔らかく、タフ1500が一番戻りが速い
デュラブル 柔軟性・耐衝撃性・滑らかさ
圧搾可能な部品と低摩擦アセンブリ など
タフ1500 弾力性 ・曲がっても素早く戻る・ 堅くてしなやか
繰り返したわむ必要のある治具や固定具 など
タフ 耐久性 ・曲がりにくく丈夫・強度と剛性
最小限のたわみを必要とする治具など

造形する時のポイント

造形する時は、Form2ではレジンタンクLT、Form3ではForm3専用タンクが必要です。初めて使用する時は、一緒に購入しましょう。

レジンタンク
Form2 レジンタンクLT必須
Form3Form3専用レジンタンク

仕上げ方法

イソプロピルアルコール(IPA) を入れた、 Form 3 / Form 2専用洗浄機「Form Wash 」で 10分間を2回洗浄します。IPAがよく乾いたらUV硬化させます。 Form 3 / Form 2専用UV硬化機 「Form Cure」で 70℃で60分 硬化させます。 Form 3 / Form 2専用機なら、まんべんなくUVがあたり、きれいに硬化できます。

仕上げ方法
洗浄 (Form Wash) 10分間×2回(IPA)
二次硬化(Form Cure) 70℃で60分

タフがさらに新しくなります!

「タフ」がさらに新しくなり、半透明のブルーからダークグレーに変更になります。「タフ2000」についてはまたあらためてご紹介いたします。※現在はどちらも販売されています。

光造形機「Form2・Form3」で使用できるレジンカートリッジ「タフ1500」「デュラブル」「タフ」は、弊社で販売しております。ご興味のある方はこちらからお問合せください。

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