Form2 Grey Pro, Rigid

Form2にエンジニアリング系樹脂「グレープロ」「リジッド」が登場!

最終更新日
公開日
Takashi Fujisaki

    Form 2の材料ラインナップに、新たに2つのエンジニアリング系樹脂「グレープロ」「リジッド」が加わりました。

    機能部品などに最適!適度な伸縮性と低変形性の「グレープロ」

    Form 2 Grey Pro

    新しい樹脂材料「グレープロ(Grey Pro)」は、高精度、適度な伸縮性と低変形性(経年による歪みが少ない)が特長のエンジニアリング用樹脂です。

    外観的な類似性の高いパーツ、コンセプトモデル、機能検討用のプロトタイプなど、幅広い工業用の汎用素材として最適です。

    Form 2 Grey Pro
    Grey Proの造形サンプル | Photo via formlabs.com

    他の材料との比較

    「グレー」に比べて、「グレープロ」の方が見た目の色が若干濃く、また少し透明感があります。

    衝撃吸収に関しては「タフ」や「デュラブル」といった他のエンジニアリング系樹脂の方が優れています。

    治具、ファンブレードなどに!高い耐衝撃性と安定性を両立したガラス強化樹脂「リジッド」

    Form 2 Rigid

    もうひとつの新しい樹脂材料「リジッド(Regid)」は、Formlabs初のガラス強化樹脂材料です。ガラス繊維で強化されたことで、耐衝撃性と安定性、低変形性といった特性をもっており、タービン・ファンブレード、治具、固定具、マニホールド、ハウジング部品といった高剛性や高安定性を必要とする部品の造形に最適です。

    造形後は、光沢のあるなめらかな表面の仕上がりとなります。

    Form 2 Rigit
    Rigidの造形サンプル | Photo via formlabs.com

    他の材料との比較

    他の材料でプリントしたパーツに比べ、リジッドを使ってプリントしたパーツは、より長期的に機械的ストレスに対する耐性を維持できます。

    また、スタンダードレジンに比べて若干薄いパーツをプリントできるのもリジッドの特長です。

    ただし、リジッドは高い剛性がゆえに「タフ」「デュラブル」に比べて砕けやすいというデメリットもあります。

    おわりに

    新しい樹脂の登場で、目的にあった造形の選択肢が広がって、ますますForm 2が便利に、多用途に活躍できるようになりました。

    3Dプリントステーションでも「グレープロ」「リジッド」をはじめ、他の材料や周辺機器も取り扱っておりますので、お気軽にお問い合わせください。