![Form3](/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/cover-form3.jpg)
スタイリッシュになった「Form 3」外観レビュー
光造形3Dプリンタ「Form 2」の後継機「Form3」が先日弊社にも納入されました!
さまざまな改良が行われたForm 3ですが、今回は外観にスポットを当てて、Form 2との比較を交えながらレビューしたいと思います。
さらに洗練された、フラットな外観
![](/wp-content/uploads/2019/12/211bb4e49d24af65d3749362fad29cca-1280x960.jpg)
写真では分かりにくいかもしれませんが、Form 3の方が全体的にひとまわり大きくなっています。具体的には幅が6cm、奥行きは4cm、高さは1cm程度増えました。
![](/wp-content/uploads/2019/12/form3-1280x800.jpeg)
大きな変化は、全体的に本体とカバーの境目の段差がなくフラットになったことと、前面が斜めになったことです。もともとスタイリッシュだったForm 2からさらに洗練された印象です。
前面が斜めになった分、しゃがんで覗き込まなくても中の状態が少し見やすい感じです。凹んでいたディスプレイまわりもフラットになったので、以前より見やすく操作もしやすくなりました。
カバー内部は大きな変化が
![](/wp-content/uploads/2019/12/e98c62a34e05507e3e1fefee91bb010e-1280x960.jpg)
造形方式が変わったことで、カバーを開けた中の構造が大きく変わっています。
大きな違いとして、Form3には光学ガラスがなくなっています。Form 2ではミラーでレーザーを反射させて造形していましたが、Form 3はレジンタンクの真下から直接レーザーをあてる仕組みに変わったためです。照射位置のズレが軽減され、より綺麗に造形できる構造になりました。
少し大きくなった造形サイズ
![](/wp-content/uploads/2019/12/IMG_1090-1280x800.jpeg)
造形テーブルの「プラットフォーム」はForm 2・Form3とも共通ですが、 造形サイズはForm 2より10mm高いものが造形できるようになりました。
Form 3 | Form 2 | |
本体サイズ | 405 x 375x 530mm | 350 x 330x 520mm |
本体重量 | 17.5 kg | 13 kg |
造形サイズ | 145 x 145 x 185mm | 145 x 145x 175mm |
レジンタンクが刷新・改善されました
レジンタンクが刷新され、Form 3専用レジンタンクに変わりました。Form 2との互換性はありません。従来のForm 2のレジンタンクよりも大きく安定した形状です。
![](/wp-content/uploads/2019/12/4a18a30937883b336f7b1008f0e5302e-1280x960.jpg)
![](/wp-content/uploads/2019/12/IMG_1093-1280x800.jpeg)
ワイパーが内蔵型になったのも大きな変化です。造形時に取付を忘れる心配もなくなりますね。
![](/wp-content/uploads/2019/12/IMG_1098-1280x960.jpeg)
取付もカチッと簡単にセットできます。
![Form 3 レジンタンクを設置](/wp-content/uploads/2019/12/form3-resin-tank.gif)
視認性・操作性が向上したディスプレイ
操作画面は、前面のブラックパネルの中央にあります。フラットでスタイリッシュになりましたね。サイズも大きくなり見やすくなりました。
フラットになった分操作もしやすく、お掃除も簡単そうですね。
![Form 3のディスプレイ](/wp-content/uploads/2019/12/form-3-display.gif)
グッとスタイリッシュになったForm 3の外観でした。
Form 3で使用できる材料
光造形機「Form 3」で使用できる材料は、スタンダードレジン(ホワイト・グレー・ブラック・クリア)・タフ・ハイテンプ・フレキシブル・デュラブル・キャスタブルワックス・ドラフトレジンです。耐熱や、強度など用途に応じて選ぶことができます。
なお、Form 2で使用できる「リジッド」「グレープロ」「エラスティックレジン」は現在はForm 3に対応しておらず、今後対応予定とのことです。
また改めてForm 3の使用感などをお伝えしたいと思います。