積ブロックの化粧面を3Dスキャナーでデジタルデータ化してみました!!

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kodama

    コンクリート製品メーカー様のご要望で、製品化されている積ブロックの化粧面を3Dスキャナーを使ってデジタルデータを作成してみました。

    今回依頼されたのはこの製品

    今回依頼されたのは、擬岩の化粧面をもつ積ブロック。
    本体部分は製品の図面をもとにAutoCADで3Dモデルを作成し、CADでは表現しにくい化粧板の部分を3Dスキャナーを使って3Dモデルを作成します。
    出来上がった3Dモデルは、3Dプリンターでの造形に利用されます。

    使用する3Dスキャナーはこれ

    使用する3Dスキャナーは「Artec Eva(アーテック エヴァ)」
    非接触型の3Dスキャナーで、機械部品から大型タービンまであらゆる産業品を、素早くキャプチャすることができます。

    スキャニング開始

    3Dスキャナーから発する光があたった部分が接続されているパソコンに送られ3Dスキャニングデータができていく様子がわかります。
    上から下まで、丁寧にスキャニングしていきます。

    スキャニングしたデータから3Dモデルを作成

    スキャニングしたままのデータだけでは、3Dプリントで使えるモデルにはならないので、CG系のソフトウェアで修正・補正などを行い、さらに3DCADで加工します。
    出来上がった化粧板の3Dモデルがこちら。

    製品と3Dモデルを比較すると、細かい凹凸などが再現されていることがわかります。

    本体の3Dモデルと統合して完成

    AutoCADで作成しておいた本体の3Dモデルと化粧板3Dモデルを統合すれば、化粧板の細部まで再現された3Dモデルが完成です。

    ※ご依頼元のご厚意により、作成した3Dモデルデータをビューワーでご覧頂けます → https://autode.sk/2EHEooX

    実物の製品から3Dデータを作成してみたい場合は、是非ご相談ください。

    https://3dpst.com/service/3d-scan