「L-DEVO」造形がうまくいかない原因と対処方法
FDM方式の3Dプリンター「L-DEVO」Mシリーズのお客様からよくいただく質問があります。造形物にすが入る。ノズルが空転していて造形できない。ノズル詰まり?詰まったらノズル交換だよね?ノズル交換はたまにしかしないから、手順を忘れてしまった!ノズル交換したけど造形がうまくいかない!そんな時の対処方法をご紹介します。
症状1.ノズルからフィラメントは出ているが、すが入っている場合
対処法1.テーブル調整をしましょう。
テーブルが水平になっていない場合に、ムラになったり、すが入ったりします。まずは、テーブル調整を行い水平になっていることを確認しましょう。
ノズルとテーブルの間にコピー用紙を挟みます。コピー用紙が軽く引っかかる程度の隙間にしましょう。
対処法2. ギアボックス内の清掃をしましょう。
吐出不良の可能性があります。吐出不良の場合は、ノズル詰まりもしくは、ギアボックスの内部が原因の可能性があります。まずは、下記の3点をご確認くださいね。
- ギアボックス内の掃除をしましょう。
※ギアボックス内は、定期的な清掃が必要です。 - ギアボックスやギアの山は汚れていないか確認してください。
※ギアボックスと合わせて、定期的に清掃しましょう。 - ヘッド正面のネジは、フィラメントを抜き差しした時に多少抵抗がある程度の強さになっていますか?
※強すぎても、緩すぎても吐出不良の原因となります。
症状2. ノズルからフィラメントが出てこない場合
ノズル詰まりの可能性が高いですね。ノズル交換の前にまず試してみましょう。
対処法1. フィラメントを溶かして押し出してみましょう。
フィラメントの挿入をします。ノズル温度を250℃まであげて、上から材料を押してみてください。詰まっているフィラメントが溶けてノズルから押し出されればノズル詰まり解消です。
対処法2. ノズルを交換しましょう。
高温に上げてもノズル詰まりが解消されない場合は、完全なノズル詰まりです。ノズルを交換しましょう。L-DEVOの付属品の六角レンチとピンセットを準備します。
ノズルやファンを外します。
新しいノズルを準備して、ノズルを取り付けましょう。
ノズルの取り付け方法はこちらから
ノズル交換後の注意点
ノズル交換後は必ずテーブル調整を行いましょう。テーブル調整をしないと、造形時にすが入ったり、反りがでたり、造形の仕上がりに影響がでます。必ず行ってくださいね。
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