2019年1月23日

近年では試作品・モック製作などの用途で3Dプリンターを導入される製造業のお客様も増えており、この流れはまだまだ拡大していくものと思います。

そこで今回は、「では実際に3Dプリンターがどのような形で活用されているのか」をご紹介すべく、新潟県三条市の工具メーカー株式会社兼古製作所様にご協力をいただきました。

金属加工の町、新潟県三条市にあり「ANEX(アネックス)」ブランドのドライバーをはじめとするさまざまな工具を製造・販売している企業です。工具に馴染みのある方なら、よく知るブランドではないかと思います。

近年では、製品の試作品製作のために3Dプリンターを活用されており、なんと今回、その実際に作られた試作品をお借りすることができましたので、ご紹介します!

早速ですが、こちらが製品の完成品と、製品開発時に実際に作った試作品。2018年12月発売の「クイックボール72」というラチェットドライバーです。

ANEX クイックボール72 ラチェットドライバーと試作品
ANEX クイックボール72 ラチェットドライバー No.397-D(左)とForm2製の試作品(右)

使用プリンターは光造形のForm2。材料は強度の高いデュラブルを使用。軸部やラチェット機構等の金属以外のパーツをそれぞれ個別に3Dプリントし組み立てています。

ANEX クイックボール72 ラチェットドライバーと3Dプリントモック

もちろん、ラチェットの機構も本物同様に動作します。

実際の動きや握った感触を確認するために、このような試作品を3Dプリンターで手軽に作れて大変重宝している、とおっしゃっていました。数多のグッドデザイン賞を獲得してきたANEXブランド。その高いデザイン性の秘密を、少しだけ垣間見れたような気がしました。

このように、機構付きの製品であっても3Dプリンターで試作品を作ることができます。また近年では、エンジニアリング系樹脂も充実してきていますので、さらに幅広い用途でお使いいただけるようになっています。ぜひお気軽にご相談ください。