
3Dプリンターによる可動式ローラーコンベアができるまで
今年も、ものづくりの町・燕三条で開催される展示会「燕三条ものづくりメッセ」に向けて、サンプルを造形しています!その中の1つ、ローラーコンベアの模型が完成しましたので、製作の過程をご紹介します。
ローラーコンベアの模型作成
搬送物を載せて移動させる装置のローラーコンベアの模型を作成します。普段現場に行かなくては見えない部分も、ミニチュアの模型を作成する事で、全体像や製品の構造、機構などが分かりやすくなります。 さっそく造形してみます!

造形した部品は、全部で9種類で95部品です。造形方向により出来栄えが変わるので、見せたい箇所をきれいに造形できるようにデータを分割しました。

大きなデータは、FDM方式の3Dプリンタ「L-DEVO」シリーズの中で、最大のプリントエリアをもつ「M4040TP」で造形しました。
プリントエリアはなんと、W400×D400×T400 mmです。
接着・組み立て
アクリサンデーで接着し、ネジや、ベアリングなどを使って組み立ていきます。

組み立てに使用した部品と工具です。

ベアリングを入れて接着し、本物さながらにローラーが回るようにしてみました。

六角穴付きボルトはM2を使用しています。細かいですが、頑張って締めていきます。

高さは、135mm~155mmで調整できるように設計しました。

これで完成です。左右の足の高さを変え、角度調整ができるローラーコンベアになりました。
当サンプルを燕三条ものづくりメッセ2019で展示します!

燕三条ものづくりメッセ2019 では、 燕三条ならではの、作業工具・刃物やステンレスを中心とした金属材料の展示も見られます。
弊社では、今回ご紹介したローラーコンベアのほかに、FDM方式の3Dプリンタ「L-DEVO」や、積層痕が目立たない光造形機の「Form 2」で造形した模型やサンプルをたくさん展示します。実際にお手にとってご覧になっていただけます。
「データ作成」「モデリング」「プリント」まで3Dプリントに関する一連のサービスについて詳しくご紹介をさせていただきます。ぜひお気軽にお立ち寄りください!
またIoTでは、産業機械工場や遠隔設備の見える化・生産性向上など、 ポータブル三次元アーム式測定機は、接触式と非接触式の実演、リバースエンジニアリングなども展示いたします。
燕三条ものづくりメッセ2019 概要
- 日時:令和元年10/17(木)10:00-17:00 10/18(金)10:00-16:00
- 会場:燕三条地場産業振興センター(三条市須頃1-17)メッセピア、リサーチコア、特設テント
- 燕三条ものづくりメッセ2019公式サイト:http://tsm.tsjiba.or.jp/
スタッフ一同、皆様にお会いできるのを楽しみにしております。